カテゴリー: ニューズレター005

take_index.gifCGSニューズレター 005号

NL005.png発行:2006年4月1日

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take_index.gifIWS2006にむけて

 この春、ICUジェンダー研究センターは3年目を迎え、そしてジェンダー・セクシュアリティ研究プログラム(PGSS)は2年目になります。そしてPGSSの記念すべき一期生がこの3月に卒業し、それに続く登録希望者も急速に増えつつあります。その背景には、熱意あふれる教員や講師たちによる講義・講演会の数々はもちろんのこと、総勢30余の学生スタッフの質とモチベーションの高さがあります。自主的に読書会を次々と企画し、海外の人々にも臆することなく接っしています。大学の研究所と呼ばれるものは数あれど、これほど学生の力に負っている所はないといっていいでしょう。

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take_index.gifジェンダーバッシング概要

 昨今の日本では、「ジェンダーフリー」という言葉が、政治、教育といった領域でバッシングの対象となっている。「ジェンダーフリー」という言葉自体はおおよそ「社会的性差(ジェンダー)の押し付けから自由(フリー)になる」という意味合いで用いられている和製英語である。この言葉を巡って最初に議論が起こったのは、性教育に関する議論の中でのことだった。日本の性教育現場において、「ジェンダーフリー」という言葉は非常に多く用いられてきた。しかし近年「ジェンダーフリー」に基づいた性教育は過激であり、伝統的な価値観を壊すとの批判が多くおこっている。例えば、2005年山谷えり子参議院議員が参院予算委員会の中で性教育の問題を取り上げたことなどは記憶に新しい。当時の男女共同参画担当相でもある細田官房長官は「社会的・文化的性差 の解消」という意味合いにおいてジェンダーフリーという言葉を「政府は使っていないし、社会的に定義を示すことはできない。できるだけ使わないことが望ましい」と述べた。しかしこの発言の前に細田官房長官は「社会的・文化的性差の解消」という意味合い以外での「ジェンダー・フリー」の使用は自由であると述べたことはバッシング派には黙殺されている。このような経緯で「ジェンダーフリー」という語の使用への牽制は、1996年に国が制定した「男女共同参画基本法」を巡る議論にも遡及的に影響を及ぼすようになったのである。

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take_index.gif山谷えり子講演会

 2005年6月14日、「『男女共同参画』に隠された問題をただす!!」と題し、参議院議員である山谷えり子さんの講演会が三鷹市産業プラザにて行われた。男女共同参画推進協議会副部会長を務め、一男二女の母でもある山谷さんによるこの会は、内容・形式ともに、まさにバックラッシュの「講演会」であった。
 

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take_index.gif性教育バッシング

 近頃、性教育やジェンダー・フリー教育に反対する声が喧しい。このレポートではバックラッシュ派がまさに批判している当のジェンダーフリー教育の言説に対して、私が常々感じている違和感について考察してみたい。

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take_index.gif公序良俗に負けなかった女たち

 2005年10月21日、CGS・就職相談室の共催による講演会「公序良俗に負けなかった女たち」が行われた。講演者は、住友電工男女賃金差別裁判の元原告の一人である西村かつみさんと、同元弁護団長の宮地光子弁護士。同裁判の内容はNL001号でお伝えした通りだが(HP上でも公開中)、今回の講演会では、日本における雇用の実態について知ることができた。

 現在、雇用における問題の中心は間接差別だ。その代表的な例が、女性に対するものである。主に女性が占めていた一般職の採用は減る一方であるのに対し、総合職における女性の割合は未だに1割程度といわれている。これは事実上、女性を正規雇用の仕事の現場から排除しているといえるのではないか。

 また、パートタイムや派遣など、正社員とほとんど変わらない仕事をしているのに、賃金は大幅に低い状態にあるような雇用形態も問題である。とりわけ、現在パートタイム労働者・派遣労働者の実に7割近くが女性である。未だに女性が多くの家事・育児労働を担っている状況下において、女性がパートタイム労働や派遣労働を選択せざるを得ないという社会的問題を忘れてはならない(平成14年版及び15年版「働く女性の実情」)。

 今年、均等法は改定される予定だ。いま、そこに間接差別の禁止が盛り込まれることが強く望まれている。もし実現すれば、雇用における問題は大きく改善されるはずだ。今回の講演者の二人も、そのような実効力のある均等法にするため日々活動している。

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take_index.gif報告:「ラボワジェ夫人:化学革命に参加した女性」

 2005年10月26日、村上陽一郎教授による科学史フォーラムにおいて、「ラボワジェ夫人:化学革命に参加した女性」というタイトルのもと、名古屋工業大学大学院工学研究科助教授川島慶子教授による講演が行われた。擬人化された可愛いカエルが登場人物をつとめる漫画をレジュメ代わりにしながら、科学史をジェンダーの視点で読み直し、科学のなかにあるジェンダーバイアスを明らかにする必要があると主張された。

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take_index.gif「オネエ言葉」と日本語のジェンダー言説

 2006年1月14日、ICUにて、津田塾大学英米文学科よりクレア・マリイ氏を迎え、「言語上のネゴシエーション─「オネエ言葉」と日本語のジェンダー言説」と題された講演会が行われた。

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