IWS2006コーディネーター/国際基督教大学教授 加藤恵津子
【CGS News Letter007掲載】【ペーパー版と同一の文章を掲載】
2006年10月6日から8日にかけて、CGS/COE共催の第3回国際ワークショップがICUにて開催された。今年のサブテーマは「アジアにおける〈身体の知〉とジェンダー」。過去2回のワークショップはそれぞれ社会科学と人文科学の視点から企画されたが、今回は自然科学の視点からジェンダーというパースペクティブの可能性を探ることを目指して、台湾、ベトナム、タイ、マレーシア、インド、日本から、性教育コンサルタント、助産師、助産学研究者、医療人類学者、医療社会学者、科学史・科学哲学者といった、実践家から理論家までを幅広く含む「身体の知」の専門家が集った。
2006年10月6日、COE/ジェンダー研究センター共催国際ワークショップ2006のプログラムの一環として、パフォーマンスアーティストであるイトー・ターリさんの公演「<身体の知>とパフォーマンス」がICUで行われた。公演は二部から構成され、昼の部では、ターリさんのパフォーマンスの軌跡を記録したドキュメンタリー「Dear Tari」の上映、夜の部ではパフォーマンス「恐れはどこにある2006」の上演があった。作品の上映、上演後にはアーティストを囲んでトークの場が設けられ、アジア各国から参加した研究者や医療関係者と一般の学生が双方向に感想を交換する場となった。およそ半年に及ぶ準備期間を経て実現したこのパフォーマンス公演に関わったひとりとして、私が感じたことを言葉にしたい。